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6種類の稼げるブームと販売事例

河野(@tradesedori)です。

私は、様々なせどり手法で売上・利益を上げていますが、その中でもブームの波に乗って稼ぐ方法を最も得意としています。

この記事では、私の経験から具体的にどういったブームが稼ぎやすいのか?事例を挙げて解説していきます。

「トレンドせどり」との違い

解説をしていく前に、せどり界隈には「トレンドせどり」という言葉がありますが。私がお伝えする「ブームに乗る」と「トレンドせどり」は意味合いが違います。

「トレンドせどり」という言葉を使っているせどらーさんのブログを拝見すると、今需要が伸びていて、供給が足りないものを販売するスタイルを指しているように思います。「今、旬の商品を売る」という感じですね。

 
それに対して、私が提唱する「ブームの波に乗る」とは、

・「この商品はブームが来そう」と事前に予測して
・テスト販売も含めた事前準備を実施し
・ブーム(波)の初動から販売をしていきます

「トレンドせどり」が、ブームが起きているのを確認して、波の途中から参入するのに対して。私の「ブームに乗る」は、波の最初から参入する感じです。

 
波の最初から売り始めるのと、途中から売り始める。どちらが利益が大きくなると思いますか?

波の初動は、購入者の「この商品を欲しい!」という需要が一番強い瞬間です。そして、ライバルもいません。結果、高値でリピート回数も増やせるので、利益が大きくなりやすいです。

稼ぎやすいブームの特徴

「ブームを予測するなんて難しそう」と思われるかもしれませんが、予めブームが起こることが分かるパターンもあります。それは、予め日程が決まっているイベントです。

個々の詳細は、後ほど解説していきますが。日程が決まっているイベントとして、最も分かりやすいのが「新商品の発売日」です。発売日は、事前に分かっているので

・テスト販売の実施
・ポイントアップのキャンペーン時に、ポイント割引で安く買っておく

など、余裕を持って利益を最大化させるための準備をすることができます。

それでは、次から初心者でも、取り組みやく稼ぎやすいブームについて、具体的事例も交えて解説していきます。

稼げるブームの種類(販売事例付)

今までの経験上、せどり初心者でも稼ぎやすいブームは以下の6つです。

1:新商品の発売日
2:映画の公開日
3:テレビ番組(ドラマ、音楽番組など)
4:大物芸能人・アーティストの引退日
5:リアルで開催されるイベント
6:季節家電

それでは、1つずつ解説していきます。

稼げるブーム1:新商品の発売日

稼げるブームの中で、最も分かりやすいのが「新商品の発売日」です。

有名アーティストが新作を出すと、発売前に様々なメディアに取り上げられ、テレビCMも流れ、音楽番組にも出演して新曲を歌います。

発売日に向けて、盛り上がっていくので、その波に乗らない手はありません。

販売事例:「NiziU」のデビューCD

(図)

2020年12月。オーディション「Nizi Project」を経て結成された9人組のガールズグループ「NiziU」がデビューCDを発売しました。

このデビューCD「Step and a step」を発売日前後に、トータルで140枚ほど販売しました。

 
元々、グループは2020年6月に結成。当時の最終オーディションの模様は、朝の情報番組でも大々的に取り上げられ、社会現象に。

当時の楽曲は、配信のみだったため転売するチャンスはありませんでしたが。「近い将来、CDが発売されたら、ブームになるだろうな〜」と思っていました。

当時のメルマガでは、将来起きるブーム予測をしています。


(2020年7月8日配信分)

 
「新商品の発売日」は、ブームを予測する上で最もわかりやすいです。

CDやDVDなどのメディア商品は、毎週のように新商品が発売になります。その中から、大きなブームが来そうな商品を扱っていきましょう。

稼げるブーム2:映画の公開日

稼げるブームの2つ目は「映画」です。

映画は公開前からテレビCMが流れたり、出演者が番組内で宣伝をしてくれます。また公開される映画が続編にあたるものであれば、過去の映画がテレビで放送されます。

こうやって、我々が何もしなくてもテレビCMや番宣で何度も告知してくれるので世間に認知されやすいです。

 
そして、近年。毎年1〜2本は、テレビのワイドショー番組を賑わす作品が放映されています。

2016年:「シン・ゴジラ」「君の名は。」
2017年:「ラ・ラ・ランド」
2018年:「カメラを止めるな!」「ボヘミアン・ラプソディ」
2019年:「天気の子」「ジョーカー」
2020年:「鬼滅の刃 無限列車編」
2021年:「シン・エヴァンゲリオン劇場版」

 
世間を賑わすほどの作品です。そのブームの最初から、波に乗っていれば、美味しい想いをできます。この「映画」を絡めたせどりは、私が得意とする販売手法の1つです。

販売事例:君の名は。

2016年。興行収入の記録をガンガン塗り替えた新海誠監督の最新作「君の名は。」

公開前は、あまり話題になっていませんでしたが、個人的には「アニメ玄人に受ける作品を作る監督」と以前から知っていました。今作の場合、映画を見た人が「新海監督の過去作も見たい!」という需要が起きるかもと予想し過去作をいくつか仕込んでいました。

・言の葉の庭

https://www.amazon.co.jp/dp/B00BQA8I66/

仕入値:2,390円 売値:3,980円〜4,300円
販売本数:3本 総利益:2,506円

 
・秒速5センチメートル(ブルーレイ)

https://www.amazon.co.jp/dp/B0013K6DL6/

仕入値:3,994円 売値:7,200円
販売本数:2本 総利益:3,520円

 
・秒速5センチメートル(DVD)

https://www.amazon.co.jp/dp/B000QXD9S6/

仕入値:2,963円 売値:4,750円
販売本数:2本 総利益:1,444円

 

稼げるブーム3:テレビ番組(ドラマ、音楽番組など)

近年、YoutubeやNetflixの台頭で、視聴率が振るわないテレビですが。それでも、テレビの影響力は、まだまだ大きいです。

稼げるブームの1つ目でも紹介した「NiziU」も、朝の情報番組での特集がブームに火を付けました。

 
最近は、ネットでバズってるコンテンツを流すだけの番組も多いですが、「NiziU」のようにテレビ発のブームは今後も起き続けるので、できる限りチェックをしていきましょう。

販売事例:劇場版 コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-

(図)

元々は、フジテレビのドラマが3シーズンあり、2018年に映画公開。興行収入93億円を突破して、その年の邦画No.1になった作品です。

その「劇場版 コード・ブルー」が、2019年12月に地上波で初めて放送されました。

 
元々、地上波で初めて放送されるタイミングをずっと待っていて、告知されると同時に仕込みを開始。

放送終了から10日掛けて、仕込んでいたDVD・Blu-rayとも全て売れました。

売値:12,400〜13,800円
販売枚数:11枚 総利益:58,685円

 

稼げるブーム4:大物芸能人・アーティストの引退日

近年。SMAPや嵐などの人気グループの解散や活動休止。安室奈美恵の引退など大物アーティストが活動を休止することが話題になりました。

ファンからすると、残念なことではありますが。引退日・解散日はあらかじめ設定されることが多く、その日に向けてブームが起きるので転売はやりやすいです。

販売事例:2016年末に解散したスマップ

2016年夏に正式に解散が発表されてからの1週間でCD「世界に一つだけの花」を52枚販売し3万円の利益を上げました。それ以外にも、年末の解散までにスマップの他作品でも利益を上げています。

・世界に一つだけの花

https://www.amazon.co.jp/dp/B000084TM5/

仕入値:980円 売値:1,980円
販売枚数:70枚 総利益:30,000円

 

その他にも「安室奈美恵の引退」需要の波に乗って、38万円の利益を上げました。

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稼げるブーム5:リアルで開催されるイベント

稼げるブームの4つ目はイベントです。

イベントは開催日程があらかじ決まっていて、開催日に近づくほどメディアで告知され需要が高まっていきます。オリンピックやサッカーのワールドカップなどが分かりやすいのではないでしょうか?

イベントを活用して稼ぐには、商品を仕入れるタイミングが重要です。

開催日に近づくほど需要も高まるので、この頃には仕入価格も高騰していたり、品薄状態になっていることが多いです。逆に、開催日より随分前であれば、安く簡単に手に入ります。

イベント需要を見越して、あらかじめ仕込んでおく。そうすれば、需要が高まっていく右肩上がりの時に売ることができ、タイミングによってはもう1回仕入れができることもあります。

販売事例:乃木坂46

2016年10月に人気メンバー・橋本奈々未が突然の卒業発表。2017年2月20日(彼女の誕生日)が卒業日となりました。

卒業日が近づくにつれ、乃木坂46と橋本奈々未の需要が高まり様々な商品のランキングが上昇していきましたが、その中で弊社はライバル(転売屋)が少なく、橋本奈々未に直接関係する商品を探して販売していきました。

 

・【Amazon.co.jp限定】サヨナラの意味(Type-A)(DVD付)(ポストカードカレンダー付)

https://www.amazon.co.jp/dp/B01LTHN09K/

仕入値:1,650円〜2,100円 売値:4,000円〜5,380円
販売本数:15本 総利益:28,206円

 

稼げるブーム6:季節家電

最後に紹介するのが、季節家電です。

夏なら、ダイエット関係。年末なら年賀状作成や大掃除関係などですね。季節家電は特定の時期になると需要が一気に高まりアマゾンも含めて、日本中から商品が品薄になります。そこを見越してあらかじめ仕込んだり、タイミングを見計らって仕入れていきます。

特定の時期にしか売れないという面もありますが、逆を言えば毎年その時期になれば売れる。ということでもあります。

今年売れた季節家電は、同じ商品(または類似商品)が来年も売れます。経験を積み上げることができるのが季節家電を扱う最大のメリットでしょう。

賞味期限が短い転売業界において、長く販売することができる商品なので、トライする価値はあると思います。

 

販売事例:ピーリング

弊社で夏場に最も販売した家電がこちらです。

・コイズミ 超音波 ピーリング 皮脂・角栓汚れ除去 ピンク KBE-2700/P

https://www.amazon.co.jp/dp/B00G8SJY6Y/

仕入値: 5,500円 売値:8,250円
販売本数:220本 総利益:498,300円

 

 
そして、最後にせどり初心者が取り組むべきでない、オススメしないブームを解説しておきます。

稼ぎにくいブームの特徴

稼げるブームの中で、アーティストの引退日を挙げましたが。それ以外にも芸能ニュースだと

・芸能人の訃報
・逮捕などの不祥事

などがあります。実は、こういったニュースも転売向きです。

 
亡くなった方や不祥事を起こした人が過去に出演していたドラマや映画(DVD、Blu-ray)などが、アマゾンから消えることがあります。

特に、逮捕などの不祥事の場合、作品自体がお蔵入り・販売終了することもあります。

 
こういった特性があるので、訃報や不祥事も、ある意味で稼げるタイミングです。一方、「他人の不幸ネタで稼ぐなんてけしからん!」という意見も、ごもっとも!

それも含めて「商売だ!」と割り切れる人はぜひトライしてもらっても良いのですが、せどり初心者にはオススメしません。

というのも、訃報や不祥事は「旬の期間」が非常に短いです。メディアで取り上げられるのは一瞬で、その瞬間に価格が高騰します。

そのタイミングを逃すと、ブームは下火になるのにライバルは増加傾向。結局、相場は下落したりアマゾンの在庫が復活したりします。

 
勝負は一瞬です!その一瞬を捉えて利益に替えるには、相当なフットワークの軽さが必要です。

そして、フットワークの軽さをせどり初心者は、備えていないので無理して訃報や不祥事のニュースに手を出す必要はありません。

稼げるブームが見つかるサイト

ここまで、せどり初心者でも稼ぎやすいブームとして

1:新商品の発売日
2:映画の公開日
3:テレビ番組(ドラマ、音楽番組など)
4:大物芸能人・アーティストの引退日
5:リアルで開催されるイベント
6:季節家電

上記6種類を解説してきました。該当するブームを事前に調べて、稼げそうな商品があれば、ぜひ事前に仕込んでみてください。

ブームの波に乗って、商品がポンポン売れていくのは、たまらなく面白いですよ♪

 
とは言っても、そんな稼げるブームをどうやって見つけたら良いの? 稼げるブームを見つける方法を知りたいという人もいると思います。

そこで、私が日頃から稼げるブームを見つけるために活用しているサービスやサイトをこちらの記事にまとめておきました。

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