河野(@tradesedori)です。
今後せどりをやっていく上で「せどりツール」への依存度は下げるべきです。特に、
・Amazon在庫が切れている商品
・他ショップと価格差がある商品
を自動で表示するタイプのツール利用は、依存度を下げるべきです。
将来的に、ツール自体が使えなくなる可能性がありますし。ツールに表示される商品にライバルせどらー、転売ヤーが群がります。
ツールに頼らなくても、ブームを見つけることができれば、こんな風に稼げます
せどりツールは未来のブームは拾えない
在庫が切れている商品や価格差がある商品を表示してくれる「せどりツール」。
一見すると凄く便利に見えますが、この手のツールにも表示できないデータがあります。
それが
・近い将来、売れる商品
です。
ツールは、データを集め、瞬時に並び替えて表示するのは得意ですが、未来予測まで出来ません。
近い将来、在庫が切れる・値上がりする商品は、自分で予測するしかありません。
予測する上で、私が重視しているのが「需要と供給のバランス(需給バランス)」です。
2020年4月。猛威を奮ったコロナウィルスによって世界中の都市で、ロックダウン(都市封鎖)が行われました。
日本でも、緊急事態宣言が発令され、日本中が自粛モードになりました。
この自粛によって、企業活動も制限され、リモートワークが一気に流行りました。
この時、テレビ電話需要が伸び、パソコンに取り付けるWebカメラが家電量販店でも手に入らなくなり、アマゾンでも相場が上がり、プレ値で取引されました。
自粛に入る前に「自粛に入ったらリモートワークが流行る。リモートワークで必要な物はなんだろう? パソコン一式、マウス、Webカメラ、ヘッドセットあたりの需要が伸びそうだな」と予想できた人は、仕込むことができ、美味しい想いができたでしょう。
近い将来に起こるブームを探す
「ブームになってる商品を扱うと稼げるんだな」と思った人もいるかもしれませんが、それはちょっと違います。
既にブームになっている商品に手を出すと失敗することが多いです。
今回のリモートワーク需要でも、Webカメラがプレ値で取引されていることを確認してから、動き始めるようでは遅いです。
その頃には、家電量販店でも、在庫がなくなっています。
そして、既にブームになっている商品は、他のせどらーや転売ヤーも気づいて参入してくる確率が高いです。
結果、需要よりも供給が多くなってしまい、価格競争に陥り、利益が残らないという事態になります。
そこで重要になってくるのが、「既にブームになっているモノを探す」のではなく、「これからブームが起こりそうなモノを探す」ことです。
別の例えをするなら、ブームになる前の「小さな火(種火)」を見つけること。
種火がだんだんと大きくなって大炎(ブーム)になります。
その火が大きくなる過程で参入できれば、ライバルが少ない上に需要が高い状態で売ることができます。
「これからブームが起こりそうなモノ」を探しているせどらーや転売ヤーなんて、ほとんどいません。
誰も、見向きもしない商品を扱うからこそ美味しい思いができます。
それでは、将来起こるブームを見つける上で役立つサイト(一部、サービス)を、私が良く利用する順に紹介していきます。
1:ツイッター(Twitter)
2:Amazonランキング
3:ショップのトップページ
4:ダイレクトメール
5:ニュースサイト
6:テレビ
7:雑誌
1:ツイッター(twitter)
私自身が「これからブームになりそうな商品」を見つける上で、一番活用しているのがツイッター(Twitter)です。
今やテレビ局、各テレビ番組、ブランド、ショップ、芸能人が公式ツイッターアカウントを持っていて。
一般人もツイッターの匿名性の高さを使って、個人の口コミ、意見を呟けるので、情報収集やリサーチに持って来いのサービスです。
せどり、転売をやっている人は、情報収集用のツイッターアカウントを作っていきましょう。
ツイッターを使って、情報収集&リサーチをするときのポイントは、以下の3つです。
1-1.公式サイトをフォロー
1-2.トレンド、ハッシュタグをチェック
1-3.リプ、口コミをチェック
それぞれ、1つずつ解説していきます。
1-1.公式サイトをフォロー
最近は、公式サイト(HP)で公開した情報を告知する形でツイッターを使っている公式サイトが多いです。
気になった公式アカウントは、とにかくフォローして、最新情報をキャッチアップしていきましょう。
そして可能であれば、フォロワーの増加数を定点観測していきましょう。
ブームが起きた場合、アカウントのフォロワー数が短期間で一気に増えます。
「短期間でフォロワーが増えた」=「ブーム」と判断できるので、仕入れる際に役立ちます。
1-2.トレンド、ハッシュタグをチェック
今、世間で起きているトレンドを調べるならツイッターが一番です。
ツイッターアプリを使えば、スキマ時間にトレンドを短時間で確認することが可能です。
ランクインしているトレンドの中から、これからブームが来そうな商品や作品を見つけていきましょう。
1-3.口コミを検索してチェック
ツイッターが便利なのは、一般人の口コミや意見などを簡単に検索できる点です。
公式サイトが告知した新商品のツイートにぶら下がる形で返信されたリプ(リプライ)を見ると、ファンが「絶対に欲しい!」などとコメントしていることが多いです。
そのコメントの内容や数を見れば、事前にどれだけ熱狂しているか=需要を測ることができます。
2:Amazonランキング
アマゾンランキングを含めて、アマゾンのサイト内も至るところに、これからブームになりそうな商品が落ちています。
実際に、ブームになりそうな商品を見つけるために、私が頻繁にチェックする箇所を紹介します。
2-1.サブカテゴリも含めた100位までのランキング
2-2.近日発売商品
2-3.この商品を買った人は・・・
それぞれ、1つずつ解説していきます。
2-1.サブカテゴリも含めた100位までのランキング
アマゾンのランキングも、ブームになる商品を探すのに役立ちます。
アマゾンのランキングでは、既に発売済み商品を探すのではなく、これから発売になる商品をチェックしていきます。
便利なことに、アマゾンランキングが、発売前の商品でもランクインしているので、未発売かつランキングが高い(=需要が高い)商品を簡単に見つけることができます。
ただ、ランキングは100位までしか表示されません。
情報を広く拾えないので、サブカテゴリのランキングも合わせてチェックしましょう。(サブカテゴリも100位までしか表示されません)
私の場合、アニメ系が得意なので、アニメのサブカテゴリも良くチェックします。
2-2.近日発売商品
これから発売される商品を探すのなら、「近日発売商品」から探していくのもアリです。
ランキング100位以内に入らない新商品は、この方法で探すことができます。
2-3.この商品を買った人は・・・
アマゾン内で商品リサーチをする場合は、必ず「この商品を買った人はこんな商品も買っています」欄もチェックをしましょう。
「この商品を買った人は・・・」をチェックすると芋づる式に、商品が見つかることがあります。
3:ショップのトップページ
各ショップのトップページも、情報収集するのに役立ちます。
多くのショップが、トップページの分かりやすい場所に
・これから発売される新商品
・ショップがプッシュしている商品
を掲載しています。
基本的にリサーチでは、これからブームになる=これから発売される商品を探しているので、こういった情報は非常に助かります。 いくつか事例を紹介します。
タワーレコード
タワーレコードであればトップページの上部に注目のキーワードとタワレコードが推している商品のバナーが表示されています。
更に、トップページをスクロールしていけば「タワーレコードのオススメ」「売れ筋ランキング」「注目アイテム」と並んでいます。
この中から、気になる部分をクリックしてチェックしていきます。
「売れ筋ランキング」は「総合予約」で、これから発売される商品がランキングで並んでいます。
私の「未来を先取りするリサーチ」には打ってつけです。
ランキング上位なのに、自分が把握していない商品があれば、すぐにチェックしていきます。
HMV
各ショップが、人気になりそうな商品を分かりやすく掲載してくれているので、効率良くリサーチできます。
4:ダイレクトメール
各ショップに登録すると、新商品情報がメールでも届きます。
この情報からも、ブームになりそうな商品を拾えます。
ショップ専用のメールアドレスを用意して、スキマ時間も使ってメールをチェックしていきます。
気になったタイトルのメールを開き、基準を満たさなかったらゴミ箱へ。
「もうちょっと深くリサーチしたいな」と思ったらメモ帳などに書き留めて、次のメールを開いていきます。
5:ニュースサイト
グノシーやスマートニュースなどのニュースアプリを入れておけば、大きな芸能ニュース(芸能人の訃報や逮捕)は通知が来きます。
この手の芸能ニュース絡みの転売が得意な人は、通知がきたらすぐに動けば良いでしょう。
ただ、私は、瞬発力が必要な転売は実践しません。
あくまで、未来を予測して事前に余裕を持って仕込むスタイルを好みます。
そこで、将来、ブームがきそうな商品やニュースを仕入れるために、以下のアプリを使っています。
6:テレビ
視聴率が低くなってきているとは言え、まだまだ影響力を持っているのがテレビです。
テレビからも、ブームになりそうな商品を拾える事があるので、時間がある時はテレビを見ることをオススメします。
実際に私が、テレビを見る際にチェックしているポイントは、以下の3つです。
・テレビ発のブーム
・CMをチェック
・Youtubeをチェック
それぞれ、1つずつ解説していきます。
テレビ発のブーム
ネットが盛り上がるまでは、テレビはブームの火付け役でした。
ただ、最近のテレビ番組は、ネットで流行っているものを取り上げているだけのものが多くなりました。
昔ほど、視聴率を取れなくなったとは言え、テレビの影響は凄いので。
ネットで流行っているものが、テレビで取り上げられると、ライバルせどらーの目につき途端に美味しくなくなります。
そうなった時は、一旦手仕舞いに入りましょう。
それよりも、「テレビ発のブーム」を探していきましょう。
2020年6月下旬。日本テレビとhuluが、1年掛けてオーディションを追いかけた企画「Nizi プロジェクト」が節目を迎えました。
オーディションを勝ち抜いた女の子たちで構成されたガールズグループ「NiziU」の誕生は、ネットでも話題になりました。
配信での新曲はリリースされましたが、「NiziU」の1st CDは大いに注目です。
「NiziU」の動向に注目しておきましょう。
CMをチェック
Youtubeをチェック
今、多くのアーティストや作品がYoutube上に公式チャンネルを持っています。
・アーティストであれば、新曲のPVやメイキング映像
・映画であれば、予告PV
などを公開しています。
需要を先読みするに当たって、このような動画を活用していきましょう。
動画をチェックするポイントとしては
・再生回数
・動画にぶら下がっているコメント
を見ていきます。
動画投稿後、短期間で100万回再生される動画は、需要が高い・注目を集めていることが分かりますし。
動画にぶら下がっているコメントで「絶対CD買います」「映画館で見るのが楽しみ」などのコメントからも需要を推し量ることができます。
7:雑誌
せどらーのブログなどを見ていると「せどりやるなら、雑誌・日経エンタテイメント!くらいは読もう!」という書き込みを見ることがありますが。
これも、テレビと一緒で、今流行っている特集はムシします。
今、流行ってるものに手を出しても、痛い目を見るだけですから。
それよりも、これから発売される新商品、これから開催されるイベント情報をチェックしていきましょう。
ゲーム雑誌なら、これから発売になるゲームソフトやゲーム機。
映画雑誌なら、これから公開になる新作映画。
家電、ガジェット雑誌なら、これから発売になる家電などを見ていきます。
まとめ
私の大好きな格言の1つに「人の行く裏に道あり花の山」があります。
稼ぎたいと思ったら、とにかくライバルと違う思考、違う手法を取りましょう。それが近道です。
「今、売れている商品」「今、ランキングが高い商品」は、ライバルせどらーも血眼になって探しています。
それらは、ツールでも拾いやすいです。
そのため、ライバルも必然的に増えます。
でも、今はまだ在庫切れもしてない・プレ値にもなってないけど、将来値上がりする商品に注目している人は、本当に少ないです。
私はそこにチャンスを見出し、ライバルが注目してない頃からリサーチを始めて仕込み始め、プレ値になった瞬間から売り始め利益を取っています。
そして、ライバルは増えた頃には、手仕舞いして。また次の商品に向かっています。
今回の記事では、将来値上がりする商品を見つけるためのリサーチ法を解説させてもらいました。他人と違う手法を取りたい人は、ぜひ参考にしてください。