こんにちは。河野です。
今回は、弊社で開発したせどりツール「モニゾン」を紹介します。モニゾンのネーミングですが、「Monitoring Amazon」。アマゾンをモニタリングするツールという意味でモニゾンと命名しました。
モニゾンの最大の特徴は、巷で出回っている「せどりツール」では拾えないアマゾン在庫切れ商品情報を拾うことができます。
在庫切れ情報を拾えるジャンルは、DVD、CD、おもちゃ、ゲーム、家電、ソフトウェアの6つです。(今後、拾えるジャンルは増やしていく予定です。)
ちょっとこちらをご覧ください。この商品、せどらー目線からすると在庫切れでは無いでしょうか?
アマゾンは「通常1〜2ヶ月以内に発送します。」と書かれています。もし、それが本当なら、1ヶ月以内に販売してしまえば転売的にはOKなわけです。
実は、こういう商品には、せどらーがほとんど群がってきません。なぜなら、一般の「せどりツール」では、この状況を「在庫切れ」とは判断できないからです。
現状、アマゾンは在庫を持っていないのに「通常1〜2ヶ月以内に発送します。」と表示されていることで、ツールは「アマゾンは1〜2ヶ月以内に入荷という状態」で在庫を持っていると判断します。
一般のせどりツールは、アマゾンが在庫を持っていれば「在庫切れ」と表示することは絶対にありません。なので、ツールに頼っているライバルには気づかれないので、ライバルが群がって来ることはありません。
しかし、モニゾンではそれが可能です。弊社では「せどリサ」というツールを運営しており、裏で大きなサーバーに日々データをストックしています。その数、なんと30万商品分以上です。
そして、その30万商品の1点1点において、日々色々なパラメータを取得しサーバーに蓄積しています。そのパラメータを加工することで、他のせどりツールでは取得できないアマゾン在庫切れ商品を表示することが可能になっています。
それでは、モニゾンに搭載している機能を使って利益を上げていく方法を紹介します。
機能1:在庫切れ商品のリサーチ
モニゾンでは、アマゾン在庫が以下の状況になっている商品を探すことができます。
・通常1~3週間以内に発送します
・通常2~4週間以内に発送します
・通常2~5週間以内に発送します
・通常1~2か月以内に発送します
・通常1~3か月以内に発送します
・一時的に在庫切れ;入荷時期は未定です
では実際に、DVDジャンルにおいて「一時的に在庫切れ;入荷時期は未定です」に該当する商品を見てみましょう。
この記事を書いている今、ドラマの第3シーズンが放送されています。ランキングも良いですね。今度はアマゾンのページを見てみましょう。
ちょうど分かりやすく、24,480円でカートを取ってくれていますね。カートを取っている出品者以外にFBAを使っている人はいません。
24,480円付近を想定売価として、逆算して利益が取れるなら仕入れをしていくことになります。では、仕入れができる店舗を探していきます。
弊社の場合、メディア系商品の仕入れにHMVをよく使います。理由は、頻繁にポイント還元のキャンペーンが実施されているからです。ちなみに、この記事を書いている時は対象のDVDを8,000円以上購入すると、15%分のクーポンが還元されるキャンペーンが開催されていました。
まとめ買いをする必要がありますが。まとめ買いすれば安くなり、さらにクーポンも還元されます。HMVのポイントは日頃から貯めているので、還元分も考慮してポイントで値引購入すれば3,000円程度の利益を見込めることになります。
モニゾンの機能を使ってもらえば、ライバルのいない在庫切れ商品を簡単に見つけることができます。
機能2:在庫切れ期間の確認
2つ目の機能は、アマゾン在庫の在庫切れ期間の確認機能です。
弊社で実践している「デイトレせどり」の中に「フリップ」と呼んでいる手法があります。この手法は、芸能ニュースや映画公開などで瞬間的な需要が高まり、アマゾン在庫が切れた商品を短い期間で数個(2〜3個)販売する手法になります。
事例を挙げながら説明をします。
2017年7月末。人気ゲーム「スプラトゥーン2」が発売になり、ブームが起きました。一緒に仕事をさせてもらっている長島さんは、このお祭りに乗じて「スプラトゥーン関連」で200万円の売上を作ったそうです。
長島さんに比べたら、微々たるものですが弊社も「スプラトゥーン関連」で利益を上げました。私が注目したのは1作目のサントラです。
「スプラトゥーン2」が発売されたら、過去商品にも注目が集まってAmazon在庫が品薄になるだろう。ゲームプレイヤーからするとゲーム内で流れてる音楽を普段から聞きたい人もいるはず。
だから、1作目のサントラはどうだろうか?という仮説のもと、見つけたのが上記の商品です。
この商品を「スプラトゥーン2」の発売日に合わせて、仕込んでおけば売れるのでは?と予想し、モニゾンでAmazonの在庫状況をチェックしました。
発売日より随分前から、アマゾンの在庫切れが続いていたことがわかります。モニゾンの結果を見た上でネット在庫を探した時には、ほぼ全滅でした。そこから新たな仮説を立てます。
(仮説)
発売日が近づけば、ほぼ確実にネット在庫は全滅するだろう。
↓
でも、発売日付近では確実に需要が高まるので売れる確率は高いはず。
↓
今、購入できるネット在庫からいくつか仕入れておこう
という仮説の元、ポイントなどを使って7枚ほど安く買って発売日に向けて仕込んでいきました。結果は、成功!ゲーム発売日から2、3日で売れていきました。
このように、アマゾンの在庫復活が考えられる商品を扱う場合は、モニゾンを使いアマゾン在庫が切れている期間がどれくらいなのかを確認して仕入れに活用していきます。