河野(@tradesedori)です。
弊社では「グリップ理論」という独自の理論を使い、リピート販売に特化したせどりスタイルを構築しています。
取り扱う品目数が多くなると、価格改定などの手間な作業が増えます。ライバルが増えると、価格も一気に下がるので、その度に価格を調整していては余計なエネルギーを使うことになります。
「稼げる場所に自身のエネルギーを注ぐ!」これが効率の良い稼ぎ方です。
そこでグリップ理論を使いリピート数を稼げそうな商品にターゲットを絞ることで、1商品あたりのリピート回数を最大化させていきます。30回以上リピート販売することをグリップと呼んでいます。
1商品あたり100回以上リピートさせることができれば、幅広く商品を扱うより効率的です。幅広く扱うと、損切りなどのロスも多くなりますから。
リピート回数を最大化させるために編み出したグリップ理論の詳細は、こちらの記事で解説しています。
それでは、弊社で過去に大量にグリップ(リピート販売)した事例を紹介していきます。
グリップ販売事例
稼ぎの型(パターン)を日々増やす
せどりや転売をしている人は、Amazonやヤフオクなどのプラットフォームを使っているはずです。特に、Amazonを使っている人が多いでしょうが。近年、Amazonの規約は転売屋に厳しくなる方向に変わっています。
更に、転売は手軽に始めれるビジネスなので参入者も増えやすいです。更に更に、稼げる(らしい)ツールも多数出回っているので、人気商品にライバルが集中していきます。
稼げる商品を見つけても、すぐにライバルが群がる。これが今の現状です。そのため、弊社ではライバルを出し抜くために、日々テストを重ねて「稼ぎの型」を増やしています。
ライバルより多く稼ぎの型を編み出すことが、レッドオーシャン化している転売業界で生き残る1つの道です。
本来はご自身で試行錯誤して、稼ぎの型を編み出すのがベストだと思いますが。その試行錯誤をショートカットする方法があります。それは、他人の稼ぎの型を参考にすることです。
ここで大事なのが、他人の稼ぎの型をパクるのではなく、参考にすること!パクってしまうと、すぐにレッドオーシャンです。そうではなく、他人の稼ぎの型をヒントにしてオリジナルのパターンを作り出す。そうすることで、ライバルを出し抜くことができます。
弊社では、稼ぎの型を使ってグリップできた商品について解説したレポートを毎月1本公開しています。このレポートをグリップレポートと呼んでいますが。グリップレポートでは、グリップできた商品に関して
・どうやってリサーチした(見つけた)のか?
・なぜ、仕入れたのか?
・どこで、仕入れたのか?
・どのような販売シナリオを描いたのか?
・販売時にどのようなことに注意したのか?
・今後に向けて、どのようなことを意識するのか?
などを解説しています。(※レポートは、ブログ記事になります)
なぜ、売れると読んだ(分析した)のか? 販売前にどのようなシナリオを作り、どのような準備をしていったのか?など、販売開始前から終了時までに、どのようなことを思考したり、実践したかなどをレポートまとめています。
このレポートを活用して、ご自身のせどり手法をさらにブラッシュアップしてもらえればと思います。
それではサンプルとして、1つグリップレポートを紹介します。
(サンプル)グリップレポート
今回のグリップレポートでは、低価格・家電製品を1年半以上の長期間に渡って101台販売、約43,000円の利益を上げた事例を解説します。
販売実績
今回、販売した家電製品は体重計になります。
・パナソニック 体重・体組成計 ホワイト EW-FA13-W
扱った理由と販売の流れ
いきなり質問ですが「体重計って、どの時期が売れると思いますか?」
「夏が一番売りやすい!」と思った方、正解です。夏場が販売数のピークになります。しかし、夏以外の時期もちょこちょこ売れていくのです。つまり、体重計は1年を通じて転売できる商品になります。
では、1年を通じて売れる理由を解説していきます。
1:一番売れるのは夏場
2:意外な時期でもダイエット需要が高まる
3:ツールでアマゾン在庫切れを確認
では、1つずつ解説をします。
1:一番売れるのは夏場
やはり、ダイエット需要が一番盛り上がるのは夏場です。6月頃から雑誌やテレビ番組でダイエット特集が組まれ、モデルの水着着用イメージも見かけます。テレビCMでも、ダイエット商品のCMが流れ始めます。
こうやって世の女性の「夏は肌を見せる機会が増えるから痩せなきゃ」という焦りを煽っていきます。そして「痩せる」目安として使われるのが体重の増減なので、体重計が注目され、日本の有名メーカーが作ってる価格の安い体重計に買い手が多く集まっていきます。
2:意外な時期でもダイエット需要が高まる
ダイエットに疎い男性だと、ダイエット需要は夏場だけと思いがちですが。「ダイエットしなきゃ」と思うイベントは、夏以外にも1年を通じて何度も起こります。
代表的なものとしては、新年(年明け)。1年の始まりは、誰でも気持ちが前向きになり「今年(こそ)は、頑張ろう!」と新たな誓いを立てます。資格取得の勉強や貯金(節約)を目標に掲げる人もいますが、新年に「痩せる!」「ダイエットする!」と誓う人もいます。
テレビや雑誌を見ても、正月明けに「正月太り」「冬太り」などのキーワードをよく見聞きします。
3:ツールでアマゾン在庫切れを確認
今回の商品をKeepaで見てみると、1年を通してちょこちょこAmazon在庫が切れているのが分かります。
有名メーカーが作っている値段も手頃な体重計ということで、Amazon在庫も品薄&在庫切れになるのでしょう。このタイミングでFBAに商品を送っていれば、売れますよね。
以上3点が、1年を通じて売れる理由になります。次からは、販売の流れについて解説をしていきます。
最初は少量仕入れでテスト販売
季節性のある家電製品を転売する場合、1度売れる商品を見つけると翌年も同じ時期に(同じ商品 or 似たような商品が)売れる可能性があります。長期に渡ってリピート販売できる!これが家電せどりのメリットです。
そこで、季節性がありそうな家電製品を見つけたら、まずテスト販売!少量(3〜5台)を仕入れてテスト販売を始めます。
仕入量を増やす
FBAに納品後、順調に売れていけばテスト販売時よりも多い量(10台前後)を仕入れていきます。この体重計に関しては、1年間を通してAmazon在庫が切れているタイミングがちょこちょこあるので、在庫を持っていてもどこかのタイミングで売れるだろう、予測を立てることができます。
どこかのタイミングで売れる可能性が高いからこそ、多めに在庫を持てるわけです。
夏前に大量に仕込む
長期に渡って販売したことで、体重計は夏に一番売れて、それ以外の期間でもちょこちょこ売れることが分かりました。「在庫を持っておけば売れる!」と気楽な気持ちで取り組める商品です。
常に在庫を持っておき(10台ほど)在庫分が売れたら、仕入値が安くなったタイミングで補充。これを繰り返していき、夏前に多めに(20〜30台ほど)仕込んでおく。このような流れで着実にリピート数を積み上げていきました。
今後に向けて
家電せどりは、一度売れる商品を見つけると長期に渡ってリピートできる商品が多いです。仕入値が安い商品ほどリピートをさせやすいという特徴もあります。まだ家電せどりに取り組んでいない人は、この機会にチャレンジしてみましょう。
最後に。弊社が、家電せどりでリピート数を伸ばすために意識しているポイントを2つ紹介します。
1:型落ちのタイミングを狙う
2:通年で売れる家電製品を探す
1つずつ解説します。
1:型落ちのタイミングを狙う
パナソニックなどの大手家電メーカーは、改良を加えた新モデルを秋頃(9月頃)に出すことが多いです。そうなると、市場には新モデルと型落ちモデルの2種類が流通することになります。
実は、この状態が、転売を生業にしている我々にとって美味しいのです。その理由を今から説明します。
・絶好の仕入れ機会の到来
市場に新モデルと型落ちモデルが存在すると、ビックカメラやヤマダ電機などの家電量販店は、型落ちモデルを安く売ってきます。家電量販店としては、新モデルの販促に力を入れたいでしょうから、型落ちモデルの在庫が邪魔なわけです。だから、型落ちモデルを安く売ろうとします。
つまり、我々にとっては安く仕入れができるタイミングでもあります。
・ユーザーも型落ちモデルを買いやすい
次に、販売先のAmazonを見てみましょう。Amazonでも、新モデルと型落ちモデルの両方が存在することになります。
この状況を、わかりやすく図にまとめてみました。
この状況で、あなたが購入者(ユーザー)だったら、どちらを購入しますか?多くの場合、型落ちモデルを購入するのではないでしょうか?私も自分が購入者だったら、型落ちモデルを購入します。
理由としては。新モデルに比べて、価格が安くレビュー数もしっかり入っているからです。新モデルが発売して間もない秋頃は、レビュー数も少なく、初期不良などもあり初動のレビューが悪いことが多々あります。結果、購入者が型落ちモデルに流れてきます。
・家電量販店が型落ちを安売りするので絶好の仕入チャンスが到来
・新モデルに比べ価格が安く、レビューも多いのでユーザーは買いやすい
という理由で、型落ちモデルを売りやすい時期があります。この時期にしっかりとリピート数を稼いでいきましょう。
ただし、時間の経過と共に、新モデルも価格が下がってきます。そうなると、新モデルにユーザーの興味が移り売りやすい時期は終了します。タイミングを間違えないよう注意してください。
2:通年で売れる家電製品を探す
今回の体重計のように1年を通して売れる商品の場合、どこかのタイミングで売れる可能性が高いので在庫リスクを抑えることができます。投げ売りする必要もなく、じっくり狙った価格で待てるので目標とする利幅も確保しやすいです。
一見すると「(売れる時期が決まっている)季節要素の強い家電製品かな」と思っても、KeepaでチェックしてみるとAmazon在庫切れ期間が虫食いのように存在する商品もあります。こういう商品は、1年を通して売りやすいです。
このような虫食い商品を是非、探してください。ただ、狙って探せるわけではないので、普段のリサーチ時にKeepaをチェックする癖を付けておきましょう。
そして、気になる商品を見つけたら、少量からテスト販売を開始していきます。
以上が、グリップレポートのサンプルになります。
弊社で上手くいった事例のエッセンスを、あなたのせどり手法に上手く取り入れて、オリジナルの稼ぎの型(パターン)に昇華させてもらえると嬉しいです。
過去のグリップレポート一覧
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