河野(@tradesedori)です。
ブームを先取りする「ひょうこうリサーチ」を使って、ブームが起きそうな商品を見つけたら。次は、リピート数を最大化させるための販売戦略を練っていきます。ここで使うのが、デイトレせどりです。
「デイトレせどり」という言葉、私が造った造語ですが。株式投資やFX、不動産投資関連の書籍で解説されている内容を、せどりに応用したものになります。
このデイトレせどりは、以下の8つの手法から構成されています。
1:フリップ
2:打診買い
3:グルーピング
4:DFDM
5:リバ取り
6:サーフィン
7:仕込み
8:ロングテール
これら8つの手法を組み合わせることで、月商1,000万円という売上を達成しています。今回は、8つの手法の中から、フリップとロングテールの2手法について解説をします。
初心者は「フリップ」に特化
デイトレせどりを構成する8手法のうち、せどり初心者や資金の少ない人にオススメするのが「フリップ」です。フリップを簡単に説明すると、アマゾン在庫切れ商品を短期間のうちに数個リピート販売する手法になります。
せどりの経験や資金が乏しいうちは、多少の薄利でも商品を販売するスピード(回転)を上げて
・せどりに必要なスキル
・「自分でも売れた!」という経験
・売れてる商品の共通点を把握する
こういった事を積み上げていくことが大切です。
特に最後の「売れてる商品の共通点を把握する」というのは、非常に重要です。共通点を把握しておくことで、
「今度売ろうと思ってる商品は、以前販売した商品と同じ売り方ができるかもしれない」
と予測を立てれるようになります。予測を立つと、ライバルよりも一歩早く動き出しができ。結局、この一歩がリピート数を大きく稼いでくれることになります。
ただし、予測を立てれるようになるには、成功も失敗も含めた両方の経験が必要です。一朝一夕で身に着くものではないので、時間をかけて自分のものにしてください。
弊社が月商1,000万円という数字を上げれるのも、過去に痛い失敗もしつつ、利益が取れるパターンを複数会得してきたからです。
現状、経験が乏しかったり、資金が少ないことで1商品のリピート回数が少なかったとしても焦らないでください。フリップで(薄利でも)確実にプラス収支にしつつ、売れてる商品の共通点を把握していく。この時の経験が、必ず後々活きてきます。
フリップに関する詳細や実際にフリップで販売した商品をこちらの記事で紹介しています。
時間効率を上げるために損切り回数を減らす
自己紹介でも解説しましたが、現在はビジネス、投資、不動産の三角形を作ることを意識しています。
そのため、せどりにおいては短時間で効率的に目標とする売上・利益を上げたいので、無駄な時間を極力削りたいと考えています。そこで、最初に取り掛かったのが損切りの回数を減らすことです。
せどりにおいて、損切りは切っても切れないものです。ただ、損切りをするときに晴れやかな気持ちで切れる人って、ほぼいないです(笑)
「よっしゃ!損切りして、気持ちスッキリ!」「損切りで出来た資金で、次に行くぞ!」って前向きに捉えられる人って、ほんと凄い!
どちらかというと「あー、なんでこんなクソ商品を仕入れたんだよ!」「あいつら、相場を下げやがって!」「アマゾン、在庫復活してくんじゃねぇよ!」などと、負の感情や言葉が出ているはずです(笑)私も、こちらのタイプです。
こういうのは、精神衛生上も良くないですよね。そういった経緯で、損切りにかかる余計な時間と負のエネルギーを使うことを避けたいと考えました。
ロングテールで損切り回数を減らす
では、どんな商品を扱うと損切りの回数を減らせるのか?それがデイトレせどりの8手法のうちの1つ「ロングテール」です。ロングテールは、下図のように最初のブームの後にくる小さなブームで販売していく手法です。
リピート数を稼ぐに当たって、アクセルを踏んでブームの初動から販売をするのが理想です。理想ですが、自分の予想に反して
・いきなりライバルが増える
・アマゾンの在庫が復活する
こういった事態はあり得ます。こういう事態が起きると、多くのせどらーは精神的に慌てて損切りしてしまうのですが。準備段階から「最初の波(ブーム)だけでなく、次に来る波でも販売していく」とシナリオを作っていれば、慌てて損切りする事態は防げます。
商品選定の段階から、ブームの波が何回も起こるような商品を厳選して選ぶことで、最初の波を逃してもどこかのタイミングで売ることができます。結果、資金ショートなどの理由がない限りは、価格を下げずに持っておくことができます。
ただし、今までの経験上。2回目以降に来るブームの波は、最初のブームの波より小さいことがほとんどです。ブームになっている期間が短かったりするので、それを認識した上で販売していきます。
ロングテールを使って、私がよく使う方法を紹介します。まずは、ロングテールで売ることを前提に商品を選定。選定のポイントは、ロングテールで販売するタイミングではライバルが参入したくても参入できない商品を選ぶことです。
商品の選定ができたら、販売に移っていきますが。最初の波でライバルが増えるまでは、リピート数を稼いでいきます。場合によっては、最初から薄利でリピート数を稼ぐことに特化する場合もあります。その後、ライバルが増えてきたら、店じまい。ロングテールで売りたい枚数だけ残して、売り切ってしまいます。
最初の波が終わったら、ロングテールに切り替え、2番目以降の波が来たタイミングで販売していきます。最初の商品選定の段階で厳選した商品を選んでいるので、2番目位の波以降では、ライバルがほぼ参入して来ません。結果、ロングテールで利益をがっつり取れます。
中級者・上級者向けのせどり手法
ここまで、デイトレせどりの8手法の中からフリップとロングテールを紹介してきました。残り6手法ありますが、せどり中級者と上級者は
・グルーピング
・DFDM
この2手法を身に付けると、効率的にリピート数を伸ばすことができます。特に昨今、アマゾンの規約はせどらー、転売屋にとって不利な方向に変わっています。そういう状況でも、大きく売上を落とさないための手法、そして考え方になります。
弊社の売上・利益の6〜7割は、グルーピングとDFDMで作っています。それほど、弊社でも重宝している手法であり、考え方です。
中級者や上級者レベルのせどらーは、手法を追いかけるより、考え方をご自身にインストールする方が利益に直結します。グルーピングやDFDMは、弊社事務所で開催しているセミナーや販売中の教材内で詳しく解説をしています。
大量仕入れをするための準備
ひょうこうリサーチを使ってブームになりそうな商品や作品を探し。ブームが来たら、ブームの波に乗ってデイトレせどりの8手法を組み合わせて、一気にリピート数を稼いでいきます。
リピート数を稼ぐには、どこかのタイミングでアクセルを踏んで、一度に大量の仕入をする必要があります。が、大量の仕入をするのは「不良在庫になってしまったらどうしよう?」という不安が常によぎります。
そこで、自信を持って大量仕入をするために、事前にテスト販売を行います。テスト販売を行い、徐々に仕入数を増やしてトータルでリピート数を稼いでいく。これが、弊社のやり方です。次回は、予約販売(フラゲせどり)を使ったテスト販売の重要性について解説をします。