河野(@tradesedori)です。
この記事では、弊社で販売した商品の事例に、ロングテール商品で稼ぐための逆算思考について解説していきます。
ブームの周辺商品を狙おう!
ロングテール商品で稼ぐ販売戦略の1つ目は「ブームにぶつける」です。
言い方を変えると、発売日付近のブーム商品だけを狙うのではなく、ブームの周辺商品も狙っていきます。
例えば、有名アーティストが新しいCDを発売するタイミングで、過去作品も販売するというようなイメージです。
ブームになっている商品だけを扱うのではなく、ブームの周辺商品を扱うメリットは、以下の2つです。
メリット1:ブーム商品と周辺商品の両方を売ることで2倍美味しい
メリット2:ブーム商品で稼げなくても利益を上げれる
メリット2は、大事なポイントです。
ブーム商品にライバルが群がると、相場が下がりすぎて最初に想定していた利益を取れない。そんな経験、あなたもしたことがありませんか?
でも、ライバルがブーム商品ばかり追いかけているので、周辺商品の出品数は極端に少ないです。
そして、ブームが起きているので周辺商品にもスポットライトが当たり、売りやすい状況になっています。
ブーム商品は、大きな注目を集めているので、そちらに意識がいってしまいますが。ブーム商品ばかり追いかけると、周辺商品の利益を取り逃してしまう可能性もあります。
そのため、発売日付近のブーム商品を追いかける時は、合わせて周辺商品もチェックしましょう。
ミスチルは、ロングテールで稼ぎやすい。なぜなら・・・
では、事例に移ります。この記事を書いている、まさに当日、ミスチル(Mr.Children)のベストアルバムが発売になりました。
ベストアルバムの発売に当たり、色々なテレビ番組でも「ミスチル」特集が組まれていました。そして、ボーカルの桜井さんのインタビュー記事も出ています。
・「Mr.Childrenは、自分が潰されそうなぐらい大きな存在――30周年に桜井和寿が語る「これから」の20年」
このブログでも、ミスチルを事例に上げて、ロングテールの販売戦略(その1)を解説したことがあります。
上記の事例では、以下のような関連性で販売をしていきました。
ブーム商品:SOUNDTRACKS
周辺商品:重力と呼吸
そして、今回のベストアルバムでは
ブーム商品:ベストアルバム
周辺商品(1):SOUNDTRACKS
周辺商品(2):重力と呼吸
という関連性で、2作品を周辺商品として販売しました。
勘の良い人ならお気づきでしょうが、ミスチルは今後も作品を出し続けます。つまり、次の新作が出るタイミングは
ブーム商品:新作アルバム
周辺商品(1):今回のベストアルバム
周辺商品(2):SOUNDTRACKS
周辺商品(3):重力と呼吸
となり、今回のベストアルバムを周辺商品として販売することができます。
ミスチルのファンは大勢いて比較的、年齢層も高めです。年齢層が高いということは、お金に余裕があってCDという「物」を所有したいという価値観を持っている層です。
今回の販売傾向からも、特典が良ければ定価の2〜3倍での販売も可能です。
ブーム商品も、いつか周辺商品になる
今、ブームになっているアマゾンランキングが高い商品も、すぐにランキングも下がっていきます。
ただ、何か注目を浴びるニュースや新商品の発売があれば、将来的には周辺商品として売っていくこともできます。
今、ブームになっている商品も、いつかは周辺商品(ロングテール商品)になる
この視点を持って、扱う商品を選ぶと、1つの商品を長期に渡って販売することができます。
同じ商品をリピート販売することほど、ラクな方法はありません。だって、売れたら、補充する(仕入れる)だけですから。
副業などで、せどりに使える時間が少ない人ほど、1つの商品を長く売れる方法を身につけていきましょう。